診療内容
treatment
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医による診療を行っております。湿疹、じんましん、にきび、アトピー性皮膚炎などの一般的な皮膚疾患から、水虫やいぼ、巻き爪、帯状疱疹、乾癬といった専門的な治療を要するものまで、幅広く対応しています。

これまで基幹病院や皮膚科クリニックで培った臨床経験をもとに、年齢や症状を問わず的確な診断と治療を行い、再発予防やスキンケアの指導も含めて総合的にサポートします。やけど・けがなどの外傷、肝斑や脱毛症などの美容面の悩み、紫外線治療などの特殊治療にも対応可能です。

またお肌の健康と美しさをサポートするため、医療機関でのみ取り扱えるスキンケア製品を院内でご用意しています。ハイドロキノンやビタミンCの院内調合など、肌質やお悩みに合わせたご提案が可能です。

小児皮膚科にも力を入れており、あせもや虫刺され、とびひ、水いぼなど、お子さま特有の症状にもきめ細かく対応します。ご家族全員の皮膚の健康を守るため、安心して通える環境を整えています。

当院の美容皮膚科では、肌のお悩みに寄り添いながら自然で上質な美しさをめざします。眉間・おでこ・目じりの表情じわに対するボトックス治療のほか、美容医療機器「Nordlys(ノーリス)」を導入し、シミ・赤み・肌質改善など幅広い施術に対応しています。どうぞご相談ください。

通院が難しい方や寝たきりの方のために、皮膚科の訪問診療(往診)を行っています。褥瘡(床ずれ)の予防や処置などに対応しています。往診依頼書をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
湿疹
症状とよくある病気

湿疹は、皮膚が赤くなったり、かゆみ・ヒリヒリ感・小さなブツブツが現れたりする炎症性の皮膚症状の総称です。
原因は、乾燥や汗、金属・化粧品などの刺激、アレルギー、ストレスなど多岐にわたります。
症状が進むとかき壊しによる悪化や感染を伴うこともあります。日常の肌トラブルとして頻度が高く、乳幼児から大人まで幅広い年代にみられます。
治療方法
湿疹の治療は、まず原因や悪化要因を確認し、それらをできる範囲で避けることが基本となります。炎症を抑えるために、症状に応じてステロイド外用薬や保湿剤を使用し、強いかゆみがある場合は抗アレルギー薬を併用することもあります。
皮膚の状態がじゅくじゅくしている場合は、感染の有無を判断し、必要に応じて抗菌薬を検討します。
また、治療とあわせてスキンケア(保湿・刺激の回避)を行うことで再発予防につながります。当院では皮膚の状態を丁寧に評価し、個々の症状に合わせた治療を行っています。
じんましん
症状とよくある病気

じんましんは、皮膚の一部が突然ふくらみ、赤みとかゆみを伴う発疹が現れる疾患です。膨らんだ発疹(膨疹)は数十分〜数時間で跡を残さず消えるのが特徴です。
原因は食べ物・薬剤・感染症・物理的刺激・ストレスなど多様で、明確に特定できない場合もあります。急に発症することが多く、不安を感じやすい症状ですが、適切な治療で改善が期待できます。
治療方法
じんましんの治療は、まず症状の程度や発症のきっかけを確認し、可能な範囲で原因・誘因を避けることが基本です。
主な治療は抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)の内服で、かゆみや発疹を抑えます。症状が強い場合は、医師の判断で内服量を調整したり、他の薬剤を併用することもあります。慢性的に続くタイプでは、生活習慣・ストレス・感染症などの背景要因の評価も重要です。また、急激な全身症状(呼吸苦・めまいなど)がある場合はアナフィラキシーの可能性があるため、速やかな受診が必要です。
当院では症状に応じた適切な治療と再発予防のアドバイスを行っています。
にきび
症状とよくある病気

にきびは、毛穴が皮脂や角質で詰まり、白ニキビ・黒ニキビ・赤く腫れた炎症性ニキビなどができる皮膚の炎症性疾患です。
思春期に多くみられますが、大人になってから発症する「大人にきび」も増えています。ホルモンバランス、ストレス、生活習慣、スキンケア、マスクの刺激などさまざまな要因が関わります。放置すると赤みやニキビ跡につながることがあります。
治療方法
にきびの治療は、原因となる毛穴の詰まりを改善し、炎症を抑えることが基本です。
面ぽう(白・黒ニキビ)にはアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬を使用し、炎症が強い赤ニキビには抗菌薬外用や内服を組み合わせる場合があります。皮脂分泌が影響している場合は、生活習慣の見直しやスキンケア指導も重要です。
当院では肌質や症状の程度に合わせて、再発しにくい治療プランをご提案いたします。
アトピー性皮膚炎
症状とよくある病気

アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥とバリア機能の低下により、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される疾患です。乳幼児期から始まることが多いものの、大人になってから発症するケースもあります。
体質、環境要因、ストレス、アレルゲンなど複数の要因が関与しており、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返します。強いかゆみにより生活の質が低下することもあるため、適切な治療と日常ケアが重要です。
治療方法
アトピー性皮膚炎の治療は、「炎症を抑える治療」と「皮膚のバリア機能を回復させるケア」を組み合わせて行います。
外用療法では、症状に応じてステロイド外用薬やタクロリムス軟膏などの抗炎症薬を使用し、十分な保湿で乾燥を防ぎます。かゆみが強い場合は抗アレルギー薬を併用することもあります。悪化要因となるダニ・汗・ストレス・刺激物の回避も大切です。
重症例では光線療法(エキシマレーザー)や、生物学的製剤・JAK阻害薬などの治療選択肢が増えてきています。
当院では皮膚の状態や生活環境を丁寧に評価し、長期的に症状を安定させるための治療とスキンケアをご提案しています。
小児皮膚科全般
症状とよくある病気

お子さまの皮膚は大人よりも薄く、乾燥や刺激に弱いため、湿疹・あせも・とびひ・虫刺され・おむつかぶれなど、さまざまなトラブルが起こりやすいのが特徴です。また、アトピー性皮膚炎や乳児湿疹など、成長の過程で繰り返しやすい症状もみられます。
かゆみや痛みがあると睡眠不足や不機嫌につながり、ご家族の負担も大きくなります。気になる症状があれば早めの受診が安心です。
治療方法
小児皮膚科の治療は、お子さまの皮膚の状態・年齢・生活環境に合わせて無理のない方法を選ぶことが大切です。炎症を抑える外用薬(ステロイド外用薬・非ステロイド外用薬)や、保湿剤によるスキンケアを中心に、必要に応じて抗アレルギー薬を併用します。
とびひやニキビなど細菌が関与する場合は、抗菌薬の外用・内服を検討します。また、入浴方法・保湿のコツ・衣類選びなど、家庭でできるケアも重要な治療の一部です。
当院では、お子さまが怖がらず通える雰囲気づくりを大切にし、ご家族にも安心していただけるよう丁寧に説明しながら治療を進めています。
水虫
症状とよくある病気

水虫は、皮膚に白癬菌(はくせんきん)というカビが感染して起こる皮膚疾患です。
足の指の間の皮むけ・かゆみ・じゅくじゅく、足裏やかかとの角化などが代表的な症状ですが、足以外にも体や臀部、手指の間などに症状が現れることがあります。
かゆみが強く出る場合もあれば、ほとんど自覚がないまま進行するケースもあります。
見た目が湿疹やかぶれと似ているため、自己判断で治療を続けてもなかなか改善しないことが多いのが特徴です。また、家族内でうつることもあるため注意が必要です。
治療方法
水虫の治療は、抗真菌薬(外用薬)を毎日継続して使用することが基本となります。
皮むけが主体のタイプ、乾燥して角質が厚くなるタイプ、かゆみや炎症が強いタイプなど、症状や部位によって適した薬が異なります。
爪に感染する爪水虫の場合は、外用薬では効果が十分に及ばないことがあるため、症状に応じて内服薬による治療を検討することもあります。
治療中は、皮膚を清潔かつ乾燥した状態に保つことや、靴・靴下・バスマットなどの共有を避けることが再発予防につながります。
当院では顕微鏡検査で診断を行い、症状に合った治療法をご提案します。
いぼ
症状とよくある病気

いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染して生じる小さな盛り上がりで、手指や足裏など刺激が加わりやすい部位に多くみられます。表面がザラザラして硬く、徐々に広がることもあり、放置すると数が増えることがあります。
魚の目やタコと似た見た目になるため自己判断が難しいケースも多く、正確な診断が治療の第一歩となります。
治療方法
いぼの治療は、ウイルスのある角質を少しずつ除去し、正常な皮膚の再生を促すことが基本です。一般的には液体窒素による冷凍凝固療法を行い、数週間おきに継続して治療することで徐々に改善が期待できます。部位や痛みの感じやすさに応じて、外用薬(サリチル酸外用など)による治療を併用を併用する場合もあります。足裏のいぼは深く根付いて痛みが出ることがあるため、適切なケアが必要です。また、家族間での感染を防ぐため、タオルの共用を避けるなどの予防も大切です。
当院では、いぼの種類や大きさに合わせて治療方法を選択し、無理なく続けられる治療計画をご提案します。
老人性いぼ(脂漏性角化症)
症状とよくある病気

老人性いぼ(脂漏性角化症)は、加齢とともに生じやすい良性の皮膚腫瘍です。
顔・首・体幹などに多くみられ、茶色〜黒色で、盛り上がりのあるざらついたできものとして現れます。大きさや形はさまざまで、数が増えたり、徐々に大きくなることもあります。
見た目が似ている悪性腫瘍との鑑別が重要な場合があるため、自己判断せず、医師による診察が大切です。
治療方法
当院では、まずダーモスコピー(皮膚拡大鏡)を用いた診察を行い、悪性が疑われないことを確認したうえで治療を行います。
治療方法としては、症状や部位に応じて以下を選択します。
いずれの治療も、症状・部位・患者さまのご希望を考慮してご提案します。
治療後は一時的な赤みやかさぶたが生じることがありますが、多くは時間とともに改善します。
やけど
症状とよくある病気

やけどは、熱や蒸気、油、熱湯、アイロン、暖房器具などによって皮膚が損傷した状態で、赤み・痛み・水ぶくれなどが生じます。浅いものは赤みだけで済むことがありますが、深いやけどでは皮膚の深層までダメージが及ぶため、治癒に時間がかかり跡が残る可能性もあります。
見た目だけでは深さを判断しにくいため、適切な処置と早めの受診が大切です。
治療方法
やけどの治療は、まず受傷直後に流水でしっかり冷やす「応急処置」が重要です。その後の治療は、やけどの深さや範囲に応じて異なります。
浅い熱傷では、患部を清潔に保ち、軟膏や被覆材(傷を治すためのテープ)を使用して皮膚の再生を促します。水ぶくれがある場合は無理に破らず、感染予防をしながら適切に処置を行います。
深いやけどでは、壊死組織の処置や感染管理が必要となることがあり、治癒に時間を要することがあります。痛みのコントロールや瘢痕(跡)を残しにくくするためのケアも大切です。
当院では症状を丁寧に評価し、やけどの程度に応じた最適な治療をご提案します。
けが・きず
症状とよくある病気

けが・きずは、転倒・スポーツ・日常生活でのぶつけ傷・切り傷・すり傷など、皮膚が物理的に損傷した状態を指します。浅い傷は軽度の痛みや出血で済むことがありますが、場合によっては深部まで達し、感染や傷跡が残る原因になることもあります。
特に顔や関節周囲の傷は治り方が気になりやすく、適切な処置が治癒の早さや仕上がりに大きく影響します。
治療方法
けが・きずの治療は、まず傷を清潔にし、異物の有無を確認することから始まります。浅い傷では、洗浄と保護を適切に行うことで自然治癒が期待できますが、深い切り傷や大きな裂傷では縫合が必要になる場合があります。
近年は“湿潤療法(モイストケア)”を用いて、乾燥を避けながら治りを促す治療が一般的です。感染の兆候がある場合は抗菌薬を使用します。また、傷跡を目立ちにくくするためのスキンケアやテープ固定など、治癒後のケアも重要です。
当院では、傷の深さ・部位・年齢に合わせて最適な治療方法をご提案し、きれいに治ることを目指して丁寧に対応いたします。
タコ・魚の目
症状とよくある病気

タコ(胼胝)・魚の目(鶏眼)は、足裏や指に繰り返し圧力や摩擦がかかることで皮膚が硬く厚くなった状態です。タコは広い範囲が硬くなるのに対し、魚の目は中心に芯のような硬い部分があり、歩行時に強い痛みが出やすいのが特徴です。
合わない靴、歩き方の癖、スポーツなどが原因となります。見た目が似ているため、いぼと誤認されることもあります。
治療方法
タコ・魚の目の治療は、痛みの原因となる硬くなった角質を適切に除去し、再発しにくい足環境を整えることが中心です。
皮膚科では、専用の器具を用いて角質を安全に削り、必要に応じてサリチル酸外用薬を併用します。芯が深い魚の目は、自己処置では悪化したり感染のリスクがあるため、医療機関での処置が推奨されます。また、再発予防には靴の見直し、インソールの使用、歩き方の改善などが有効です。
当院では、靴の見直しや歩き方の確認に加え、足指の使い方や足裏のバランスを考慮した靴下「ケアソク」の使用をおすすめしています。
日常生活の中で無理なく取り入れられるフットケアとして、治療後のケアにも活用いただけます。
あせも・虫刺され
症状とよくある病気

あせもは、汗が皮膚の中にたまって炎症を起こすことで生じ、赤いポツポツやかゆみが現れます。
特に首まわり・背中・肘や膝の内側など汗がこもりやすい場所に多くみられます。
一方、虫刺されは蚊・ダニ・ブヨなどの虫に刺されることで、強いかゆみや赤み、腫れを伴う反応が起こります。症状が似ているため、悪化した場合は見分けがつきにくくなることもあります。
治療方法
あせもの治療は、皮膚を清潔に保ち、汗をためない環境をつくることが基本です。赤みやかゆみが強い場合は、ステロイド外用薬を短期間使用し、保湿剤を併用することで皮膚の回復を促します。
虫刺されでは、かゆみや腫れに応じて抗炎症薬や抗アレルギー薬を用い、かき壊しによる二次感染を防ぐことが大切です。症状が長引く場合や腫れが強い場合は、細菌感染やアレルギー反応を評価する必要があります。また、日常では、汗をこまめに拭く・通気性のよい衣類を選ぶ・虫除けを活用するなどの予防策が有効です。
当院では症状に応じた治療と、再発を防ぐための生活アドバイスを丁寧に行っています。
かぶれ
症状とよくある病気

かぶれは、皮膚が何らかの物質に触れたことで炎症を起こし、赤み・かゆみ・ヒリヒリ感・水ぶくれなどが生じる状態です。
原因は、化粧品・金属・植物・洗剤・汗・マスクや衣類のこすれなど多岐にわたります。アレルギー反応による「アレルギー性接触皮膚炎」と、刺激による「刺激性接触皮膚炎」があり、見た目だけでは判断が難しいこともあります。症状が繰り返す場合は早めの受診が安心です。
治療方法
かぶれの治療は、まず原因となる物質や刺激をできる限り避けることが最も重要です。炎症を抑えるため、ステロイド外用薬や保湿剤を使用し、かゆみが強い場合は抗アレルギー薬を併用することがあります。症状が強いときにかき続けると、悪化したり感染を起こす可能性があるため注意が必要です。原因がはっきりしない、頻繁に繰り返す、特定の物質に反応している疑いがある場合には、パッチテストによる原因検索を行うこともあります。また、日常生活では、刺激になりやすい洗剤・化粧品の見直しや、摩擦・汗を避ける工夫が改善につながります。
当院では症状と生活環境を丁寧に確認し、再発しにくい治療とケア方法をご提案します。
帯状疱疹
症状とよくある病気

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルスが体内に残り、加齢・疲労・ストレスなどで免疫力が低下したときに再活性化して発症する疾患です。
皮膚の片側に沿ってピリピリした痛みが現れ、その後赤い発疹や水ぶくれが帯状に出てくるのが特徴です。痛みが強いこともあり、早期の治療が症状の軽減と合併症予防に重要です。
治療方法
帯状疱疹の治療は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬をできるだけ早く開始することが最も効果的です。
通常は内服治療を行い、重症の場合は点滴治療を検討することもあります。皮膚の炎症や痛みに対しては、鎮痛薬や外用薬を併用して症状を緩和します。治療が遅れると、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる長引く痛みが残ることがあるため、早めの受診が大切です。また、発症後しばらくは水ぶくれの部位からウイルスが出るため、周囲への感染予防の説明も行います。
当院では症状の程度に合わせた治療と、痛みの管理まで一貫してサポートいたします。
口唇ヘルペス
症状とよくある病気

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV-1)が口元の皮膚や粘膜に感染して起こる疾患で、唇やその周囲にピリピリ・チクチクする違和感が出た後、小さな水ぶくれや赤みが生じます。
疲労、ストレス、発熱、紫外線などで免疫力が低下すると再発しやすいのが特徴です。痛みや見た目の不快感から日常生活に支障をきたすこともあります。
治療方法
口唇ヘルペスの治療では、ウイルスの増殖を早期に抑えることが重要です。
ピリピリ・ムズムズといった違和感が出始めた段階で、抗ウイルス薬(内服または外用)を開始することで、症状が軽く済むことが期待できます。症状が進行した場合でも、状態に応じて抗ウイルス薬による治療を行います。
痛みが強い場合には、鎮痛薬を併用することもあります。
患部を触ったり、水ぶくれをつぶしたりすると、他の部位への広がりや周囲の方への感染につながるおそれがあるため注意が必要です。
また当院では、再発を繰り返す再発性単純ヘルペスに対する治療・管理も行っています。
再発の頻度や生活状況に応じて、予防的な抗ウイルス薬の使用や、睡眠・疲労・紫外線などの誘因への対策についてもご案内しています。
当院では、症状の段階や再発の有無に合わせて、適切な治療方法をご提案しています。
円形脱毛症
症状とよくある病気

円形脱毛症は、免疫の働きによって毛包が攻撃され、突然円形・楕円形の脱毛が生じる疾患です。子どもから大人まで幅広い年代に発症し、1か所だけ脱毛するタイプから、複数箇所に広がるタイプまで症状はさまざまです。 痛みやかゆみはないことが多いものの、見た目の変化により精神的な負担が大きくなることがあります。早期の評価と適切な治療が重要です。
治療方法
円形脱毛症の治療は、症状の広がりや重症度に応じて異なります。限局したタイプでは、ステロイド外用薬や刺激療法、局所注射(ステロイド注射)などを行い、毛の再生を促します。広範囲に及ぶ場合は、光線療法(エキシマレーザー)、内服(ステロイドや生物学的製剤)を検討することがあります。自然に回復するケースもありますが、再発を繰り返すこともあるため、経過観察と適切な治療の継続が大切です。
ストレスや体調が影響する場合もあるため、生活リズムの調整や頭皮ケアのアドバイスも行います。
当院では、症状に合わせた治療プランをご提案し、長期的なサポートを行っています。
尋常性乾癬
症状とよくある病気

尋常性乾癬は、皮膚の細胞が通常より早く増えることで、赤みを帯びた盛り上がり(紅斑)と、白いフケのようなかさつき(鱗屑)が生じる慢性の炎症性皮膚疾患です。肘・膝・頭皮・腰部などに症状が出やすく、かゆみを伴うこともあります。
症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴で、生活習慣・ストレス・感染症などが悪化要因となる場合があります。
治療方法
尋常性乾癬の治療は、症状の程度に合わせて段階的に行います。軽症例では、ビタミンD3外用薬やステロイド外用薬を用いて炎症を抑え、皮膚のターンオーバーを整えます。広範囲の場合や外用で改善が不十分な場合には、光線療法(エキシマレーザーなど)を行うことがあります。さらに重症例では、内服薬(免疫調整薬)や生物学的製剤(注射)といった治療選択肢もあります。
乾癬は生活習慣・ストレス・肥満・飲酒などが影響することもあるため、生活面の見直しも治療の一部として重要です。
当院では長期的に症状を安定させられるよう、患者さまの状態に合わせて最適な治療をご提案します。
当院は乾癬の生物学的製剤使用承認施設です
肝斑
症状とよくある病気

肝斑(かんぱん)は、主に30〜50代の女性に多くみられる頬骨周囲・額・口周りなどに左右対称に現れる薄茶色のシミです。境界がぼんやりしているのが特徴で、紫外線だけでなく、ホルモンバランスの変化、摩擦、ストレス、スキンケア習慣など複数の要因が影響すると考えられています。
一般的なシミとは治療法が異なるため、自己判断でのケアでは改善しにくいことがあります。
治療方法
肝斑の治療では、紫外線対策や摩擦を避けたスキンケアが基本となります。
トラネキサム酸の内服や外用薬を用いて炎症を抑え、肌の状態を整えながら経過をみていきます。
肝斑は刺激により悪化することもあるため、肌の状態を丁寧に評価し、無理のない治療をご提案します。
水いぼ・とびひ
症状とよくある病気

水いぼは、ウイルスが皮膚に感染してできる小さな光沢のあるいぼで、引っかくことで数が増えたり周囲にうつることがあります。
一方、とびひは、虫刺されや擦り傷から細菌が入り込んで広がる感染症で、強いかゆみや赤み、水ぶくれが特徴です。どちらも子どもに多く、汗をかく季節や皮膚が敏感な時期に悪化しやすいため、早めの対処が大切です。
治療方法
水いぼの治療では、数が少ない場合は専用の器具で一つずつ摘除する方法が一般的で、痛みを軽減するため麻酔テープを用いることもあります。多い場合や痛みが心配な場合は、湿疹のケアや保湿を中心に、自然に減るのを待つこともあります。また、症状や経過に応じて、水いぼに対する塗り薬(外用薬)を使用する場合もあります。
とびひでは抗菌薬(外用・内服)による治療が必要で、かゆみが強い場合は抗アレルギー薬を併用します。いずれの場合も、ひっかきによる悪化や感染拡大を防ぐため、皮膚を清潔に保ち、タオル・衣類の共用を避けることが大切です。
当院では、お子さまの負担に配慮しながら症状に応じた最適な治療をご提案します。
巻き爪
症状とよくある病気

巻き爪は、爪の端が内側に食い込み、指先に痛みや腫れ、炎症を引き起こす状態です。歩行時の痛みから日常生活に支障をきたすこともあります。 原因としては、爪の切り方、サイズの合わない靴、長時間の立ち仕事、スポーツなどでの圧迫が挙げられます。また、体質や足の形によって起こりやすい場合もあります。悪化すると化膿することもあるため、早めの相談が大切です。
治療方法
巻き爪の治療は、症状の程度や痛み、炎症の有無などを考慮し、適切な方法を選択します。
軽度の場合は、正しい爪の切り方や靴の見直し、テーピングによる皮膚の引き下げなど、保存的な治療で痛みの軽減を図ります。
爪の食い込みが強い場合や、日常生活に支障が出ている場合には、自費治療として「巻き爪マイスター(マルホ社)」を用いた矯正治療を行っています。
爪を切ったり抜いたりすることなく、専用の器具で爪の形を徐々に整えていく方法で、日常生活への影響を抑えながら改善を目指す治療です。
炎症や感染を伴う場合には、症状に応じてガター法などの外科的処置や抗菌薬による治療を行うこともあります。
また、巻き爪は再発しやすいため、治療後もフットケアや生活習慣の見直しが重要です。
当院では、症状や生活スタイルに合わせて、できるだけ負担の少ない治療方法をご提案しています。
巻き爪マイスターについての詳しい治療内容や特長は、マルホ社の公式ページもあわせてご参照ください。
皮膚腫瘍
症状とよくある病気

皮膚腫瘍は、皮膚にできる“しこり”や“できもの”の総称で、ほくろ・脂肪腫・粉瘤(アテローム)などの良性腫瘍から、皮膚がんまで種類はさまざまです。大きさや色、形の変化、急な増大、出血や痛みの有無などが観察のポイントになります。
見た目だけでは良性か悪性か判断が難しい場合もあるため、気になるできものがある場合は早めの診察が安心です。
治療方法
皮膚腫瘍の治療は、腫瘍の種類・大きさ・場所によって異なります。良性腫瘍の場合、症状がなければ経過観察とし、見た目の問題や痛み・炎症がある場合は局所麻酔下での切除手術を行います。粉瘤では、炎症が強い場合はまず抗菌薬や切開排膿を行い、炎症が落ち着いてから完全摘出することが一般的です。悪性腫瘍が疑われる場合は、組織検査で確定診断を行い、必要に応じて専門施設と連携して治療を進めます。
当院では腫瘍の性質を丁寧に評価し、患者さまの希望も伺いながら最適な治療方法をご提案します。








